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電話局のある風景

大正浪漫が漂う門司港レトロの電電博物館
門司電気通信レトロ館(旧門司郵便局 電話課庁舎)

逓信省、電電公社、NTTと移り変わってきた電気通信事業の歴史。日本全国に残る歴史的な電電建築物や街のシンボルとして今なお活躍する施設など、元電話局や通信施設とその周辺の街を訪ねるコーナー『電話局のある風景』。

今回は、大陸貿易の名残りと大正浪漫の漂う街、門司にある電気通信の博物館と門司港レトロを訪ねます。

本文

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大正浪漫が漂う門司港レトロの電電博物館 門司電気通信レトロ館(旧門司郵便局 電話課庁舎)本文 (PDFファイル 856KB)

サイドストーリー

門司港レトロを歩こう

門司港レトロの取材が決まったとき、はじめに地図を眺めてみました。
「門司港レトロインフォメーション」にあるこの地図です
みなさんもこの地図を開きながら読み進めていただくと、よりわかりやすいと思います。

取材に出る前、こうした地図を眺めながら「何処へ行こうかな」「何を食べようかな」「お土産は何がいいかな」などと旅行者の気分になってみることが、取材者には求められます。しかし宿泊する宿については、特別な理由がない限り「ビジネスホテル」というのが鉄の掟です。豪華な夕食付きの温泉旅館や観光ホテルに泊まることはありません。もちろん経費の問題もありますが、それよりも宿に居たきりにならないためです。少しでも外に出て、歩いてみる、出会ってみるということが大切だからです。

さて今回はどうしようかと地図を眺めてみます。取材する「門司港レトロ」は第一船だまりという入り江を中心とした地域。そのほぼ中央に「門司港ホテル」というのがあります。この超一等地に建つ地元の名前を冠したホテル。一流でしょう、有名でしょう、そして値段もお高いでしょう。普段だったら黙ってパスするクラスですが、地図でまわりを見渡してもホテルらしいものがありません。
であれば、値段だけでも見てみようと日本シリーズ2013優勝チームを所有する会社のトラベルサイトを確認してみました。
トップページの検索に「門司港ホテル」とダイレクトに打ち込んでみます。なんということでしょう。ビジネスホテルと変わらない価格のパッケージがあるではないですか。これは泊まらない手はありません。決めつけないでチャレンジしてみるものです。

光輝く「門司港ホテル」
光輝く「門司港ホテル」

さて、取材当日は見事な晴天。車で門司港に着いたわたしは、門司港ホテルの駐車場に向かいます。チェックイン時間前ですが、無料で車を停めて取材に出ようという魂胆、いや考えです。見えてきました。なかなかシックな色合い、高級感もありますね。チェックイン前でも車は停められるということで、地下駐車場に車を入れ、早速外に出てみました。

入り江側に出てみるとなにやら音楽とナレーションが聞こえてきます。橋が開いているのです。日本で唯一の歩行者専用のはね橋、「ブルーウィングもじ」。そして、その袂には「恋人の聖地」認定の碑がありました。10時から16時まで、1時間おきに6回開閉するそうです。いましたいました、見事に絵になるカップルが。東南アジア方面からの観光客のようで、温かく見守っていたわたしに、ちゃっかり記念撮影のシャッターを依頼してきました。もちろん、最高のアングルで撮影して差し上げましたよ。

「ブルーウィングもじ」のカップル
「ブルーウィングもじ」のカップル

さあ取材開始です。まずはスタート地点である「門司港駅」へ。ウェブサイトで見たこの駅の美しさ。ここを見ないと門司港レトロは始まりません。駅まで行ってみます。あれっ?駅がありません。というか、工事中で見えません。門司港レトロインフォメーションサイトの動画のトップシーンに出でてくる駅は本当に美しい。改修工事は2018年3月終了の予定です。

改修工事中の門司港駅
改修工事中の門司港駅

レトロな雰囲気の構内
レトロな雰囲気の構内

レトロ感の漂う駅構内を抜け、反対側に出るとその先に「九州鉄道記念館」があります。鉄ちゃんではないわたしには、「でっかい機関車だなぁ」というくらいのもったいない感想しか浮かばないのですが、鉄道ファンには垂涎ものの車両が展示されているようです。

SLが出迎える「九州鉄道記念館」
SLが出迎える「九州鉄道記念館」

「旧JR九州本社ビル」「旧門司三井倶楽部」「旧大阪商船」と巡り、関門連絡船のりばに来ました。ここからは、対岸の下関(5分)と巌流島(10分)への連絡船が出ています。料金は下関唐が390円(片道)、巌流島が往復600円、巌流島経由で下関が500円(片道)です。

関門連絡線のりば
関門連絡線のりば

関門橋の見える海辺のプロムナード
関門橋の見える海辺のプロムナード

関門橋を眺めながら海辺のプロムナードを歩き、ブルーウィングもじを渡って対岸へ。視界の先に「門司港地ビール工房」の看板が。強い日差しも手伝い誘われますが、夕食候補にとどめて次へ。

「旧門司税関」の赤煉瓦に感心しながら一回りして、「国際友好記念図書館」の前の広場に来ると、なんとも後ろの高層ビルが気になります。このビルの31階に「門司港レトロ展望室」があります。

門司港レトロ
門司港レトロ

倉庫街と関門橋
倉庫街と関門橋

こんな眺めです。門司港レトロが一望です。関門橋も一望です。21:30までやっていますから、夜景もきっと素晴らしいことでしょうね。

展望室のあるビルと旧門司税関
展望室のあるビルと旧門司税関

「レトロ中央広場」からブラブラしながら漠然と「海峡プラザ」のあたりまでやって来るとピンクの遊覧船が目にとまりました。これは、乗ってみないといけません。関門橋までの小さな船旅、500円也。

関門橋までの15分間のクルーズが楽しめる、門司港レトロ遊覧船
関門橋までの15分間のクルーズが楽しめる、門司港レトロ遊覧船

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門司港レトロを一回りしてきました。夕暮れも近づいてきたので、ひとまずホテルにチェックインすることにしました。
豪華なエントランスから階段を上がってフロントへ行きます。一番安いパッケージです。部屋の広さや、景色に過度な期待はできません。ところが、手にしたキーは最上階です。ドアを開けると、なんと一人旅なのにツインルーム。しかも海峡ビューです。窓辺のいすに座ってひととき、海峡を行き交う船の軌跡を追いかけます。

最上階のツインルーム
最上階のツインルーム

おっといけません。メールのチェックをしないと。しばしパソコンに集中。

気がつくと、窓の外が赤くなっていました。海峡の夕暮れです。

そろそろ出かけないといけません。そうです。門司港地ビールです。

「門司港地ビール工房」、店の明かりが酒飲みを誘います。

ここのビールは3種類。「ヴァイツェン」「ペールエール」「門司港復興ラガー 門司港 驛ビール」。もちろん、ちょっとした肴とともに3種類いただきます。いや、いただかないとなりません。レポートしないといけませんから。で、どうかと?はい、3種とも美味しいです。

ビールをちびちび味わっている間に、店内はすっかり満席です。4人席を独り占めしているわたしは肩身が狭い状況です。3種ビールをもうワンラウンドとまでは言わないまでも、どれか一つくらいはアンコールしたなあなどと思っていたのですが、締めの焼きカレーにしました。
門司は焼きカレー発祥の地。至る所に「焼きカレー」の看板や幟が見られます。でも、「20禁激熱焼きカレー」というのは、ここだけです。20禁なほど熱いって、どんだけ?と、楽しみにしていたんですが、私の早とちりで実は20禁なのは「ビールを使った焼きカレー」だからでした。

これが「激熱焼きカレー」。熱く、旨いです。

焼きカレーも食べたし、夜の門司港レトロをゆっくり一回りしてホテルに帰ります。
夜の門司港レトロは、昼とまた違った表情を見せます。歩くとアルコールが回ります。
Good Night。

夜の第一船だまり
夜の第一船だまり

夜の旧大阪商船
夜の旧大阪商船

朝の第一船だまり
朝の第一船だまり

朝の旧大阪商船
朝の旧大阪商船

Good Morning。朝が来ました。

朝の関門海峡
朝の関門海峡

ホテルの朝食バイキング
ホテルの朝食バイキング

今朝も海峡がよく見えます。街の表情も違います。朝の門司港レトロを一回りして朝食です。贅沢な朝食バイキング。ビジネスホテルとはちょっと違います。ごちそうさまでした。

朝一で「門司港電気通信レトロ館」を取材。

最後に関門橋に向かいます。「ノーフォーク広場」からは岬をめぐる「めかり観潮遊覧歩道」が波打ち際を橋の下から「めかり潮風広場」まで続いています。途中、和布刈神社の向かい側に「関門トンネル人道入口」があります。エレベーターで入口まで降りてみます。
下関側まで775メートル。たしかに、歩いて行ける距離ですね。

めかり観潮遊覧歩道
めかり観潮遊覧歩道

関門トンネル人道
関門トンネル人道

関門トンネルから地上に戻ると、関門橋の下を大きな船が通過するところでした。

壇ノ浦の戦いから830年。馬関戦争から150年。今は一日数百席隻の商船などが通過する、関門海峡。「平和っていうのはいいものだなあ」などと、のんきなことを考えながら車を運転していたら、高速道路に乗って関門橋を渡っていました。あっ、門司港レトロのお土産買うの忘れた!

みなさん、門司港レトロのお土産は「海峡プラザ」などで、はやめに購入しておきましょうね。

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(LA No.190)

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