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夢のステージ マイセカンドライフ

丸木夫妻の夢の結晶

那須塩原のペンション「だんどりあん」

「OBのはじめたおいしいお店」のコーナーをプチリニューアルしました。
セカンドライフで「夢」を実現したNTT OBを訪ねます。

第1回の今回は、奥さまの夢がやがて夫婦の夢となり、着々と準備して実現したものの苦労の連続だったと語る、丸木義博さん賢子さんご夫婦を那須にお訪ねしました。

本文

冊子本文はPDFにてご提供しております。本ページをご覧いただく前に是非ご一読ください。

那須塩原のペンション[だんどりあん]本文(PDFファイル 1.5MB)

サイドストーリー

丸木さん夫妻が経営するペンション「だんどりあん」(DANDEILION INN)を訪問したのは小春日和の穏やかな午後でした。
東北自動車道の那須インターチェンジから約10分、リンゴ園のある田園地帯を抜け里山の景観がうかがえる小高い丘に「だんどりあん」はありました。入口のバラのアーチには「DANDELION INN」のサイン、アーチの向うに風見鶏の尖がり屋根が望めました。
木立に囲まれたお洒落なアメリカンスタイルの建物、夢の館というのに相応しい佇まいでした。敷地は木立に囲まれ、前庭は緑の芝生、周りには四季咲きのバラとコスモスが咲き誇っていました。

入口のアーチに「DANDEILION INN」の文字

ご主人の義博(よしひろ)さんは奄美大島の出身、生家は大島紬の製造販売をしていたそうだが高校生の時に母と父が相次いで亡くなる。上京して兄の家に身を寄せて高校を卒業、電電公社に入社する。一方、奥様の賢子(まさこ)さんは東京・神田生まれで、幼い頃に栃木県氏家町に転居。小学四年生から高校を卒業するまで家業の牛乳配達を手伝った。高校時代は牛乳配達をしながらテニス部のエースとしてインターハイ出場、優秀選手賞を貰う。その頑張りを励ましてくれていた母を、高校3年の時に亡くす。
二人が出会ったのは、埼玉県志木局の交換機が自動改式される昭和39年のこと。当時、賢子さんは交換手として勤務、義博さんは交換機の技術者として訪れていて知り合うこととなった。翌、昭和40年に結婚する。そして昭和49年には、現在のペンションが建つ那須塩原市の土地を購入する。
それから四半世紀を経て夢の館「だんどりあん」がオープンした。賢子さんが小さい頃から見続けてきた夢。結婚してからは二人の夢となっていた「那須のペンション」は、ゆっくりと着実に断片が積み上げられ、大きな形となって結実した。

エントランス

「だんどりあん」の敷地は600坪、他に田圃へと続く裏の林を借りて環境保全を図るとともに、鶏の飼育小屋やブルーベリーの木が植わっている。敷地の周りは木立で囲まれ、野生の大きな栗の木も繁る。緑と新鮮な空気、那須の自然に擁かれ、自家製の野菜や卵、ボリュームたっぷりの美味しい料理が堪能できる素敵なペンションである。
取材に訪れた日、旅行専門誌“じゃらん”の取材も入っていた。利用者の人気投票で、上位にランキングされたことから、ご褒美に記事で大きく扱うとのことであった。人気の宿であることが分かる。

自家製の野菜畑
平飼いされた鶏

オーナーシェフの義博さんが作る料理は、自然環境の豊かさとともに「だんどりあん」の人気を支える大きな柱。その或る日のメニューを紹介すると・・・。こんな感じです。

【夕食】
  • 前菜 白身魚のカルパッチョ(平目・サーモン)アボガド・トマト添え
  • 小鉢(7皿)茄子とピーマンの味噌炒め、ゴーヤと豚肉のチャンプル、胡瓜の温餡かけ、南瓜煮、ホーレン草のお浸し、牡蠣の燻製、水菜味噌和え
  • メイン オーストラリア産フィレ牛肉ステーキ(190g)、アスパラ・ズッキーニ・ポテト・人参・シメジ添え
  • ライス又はパン
  • デザート&コーヒーorティー
【朝食】
  • 三種のトースト ポテト・ブロッコリー・トマト添え
  • 自家製卵料理
  • 自家製野菜のサラダ
  • ポタージュスープ
  • デザート&コーヒーorティー

夕食も朝食も盛沢山でした。

忙しい時には近所の主婦や高校生に応援を頼むこともあるが、日頃は夫妻で切り盛りする。お客様の応対、日々の料理と室内の清掃、庭の手入れ、設備の保守管理から野菜・鶏の世話、最近では椎茸の栽培まで始めたとのことで、その忙しさは半端ではない。「現実派」と言われる賢子さんと「夢想派」と言う義博さん、時には夫妻で意見が食い違うこともあるそうだが、接遇と台所と役割分担は明確になっている。夫妻二人の仕事にはそれがいいそうだ。

朝陽の中の「だんどりあん」

取材に訪れた日、丁度新婚のカップルが宿泊した。夕食の時に、そのカップルは「以前にグループでここに宿泊して、それが縁で結婚することとなりました」 「海外勤務ですが、結婚記念に思い出のペンションを訪れました」と報告。早速、皆にお祝いのブルーベリーの自家製ワインが賢子さんから振舞われた。そんなリピータが来てくれるのがペンションを経営していて一番嬉しいときとか。

ご夫妻の一番の楽しみは、那須がシーズンオフとなる1月から3月にかけて、オーストラリアに在住するお嬢さんとお孫さんに会いに行く長期休暇だそうだ。今年も出掛けて3月10日にオーストラリアから帰国、翌日黒磯市内で震災に遭った。どうなっているかと心配しながらペンションに帰ると、食器類や装飾品が割れ、室内の壁にひびが入るという被害を受けていた。ショックだったと語る。復旧費用も半端ではなかったとか。

裏手から望む丘の上の「だんどりあん」

ペンションを続けていくために心配毎は多々あろうと思うが、ご夫妻のモットーは「ビジネスとしてペンションを始めたのではない。生き方、夢を追求して、退職後も社会参加が可能な人生の選択として始めました」とのことでした。
ここには確かに、「夢のステージ」があった。

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