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OB対談 | いきいきセカンドライフ

おもちゃドクター
子どもたちの笑顔が生きがい

藤井 一明さん&白石 視美さん

藤井 一明さん&白石 視美さん

壊れたおもちゃを原則無料で修理する「おもちゃドクター」。それぞれの地域でおもちゃの“治療”に従事されている藤井さんと白石さんに、この活動を通して感じられる喜びなどを語っていただきました。

本文

冊子本文はPDFにてご提供しております。本ページをご覧いただく前に是非ご一読ください。

おもちゃドクター 子どもたちの笑顔が生きがい 本文(PDFファイル 481KB)

サイドストーリー

おもちゃの修理を通じて、子どもたちに物を大切にする心を

おもちゃドクターとしてのキャリアは13年ほどになるお二人。
おもちゃの修理に関する話題で、あれこれと話が弾みました。おもちゃを修理するための工具も自作されていて、あれやこれやと工具をだしては、その作り方や使い方についても楽しそうに会話をされていました。活動するエリアは違いますが、おもちゃドクターとしての楽しさは同じです。
今回の対談場所は東京・四ツ谷にある「東京おもちゃ美術館」です。廃校になった小学校を利用してつくられた美術館には、昔懐かしい手作りのおもちゃや世界のおもちゃが展示され、「赤ちゃんからお年寄りまでの多世代にとって、豊かな出番と楽しみを有するミュージアム」を目指しているとか。スタッフもボランティアがほとんどです。また、「おもちゃドクター」の育成の場であり、さらに「手作りおもちゃマイスター」といったシニアボランティアの育成も行っているそうです。
たくさんのおもちゃに囲まれて子どもたちのはしゃぐ声をききながら、和やかに対談は行われました。

全国にあるおもちゃ病院

おもちゃ病院

おもちゃドクターは、壊れたおもちゃを原則無料で修理するボランティアです。大きな組織としては「日本おもちゃ病院協会」があります。この協会会員のおもちゃドクターだけでも1,072名(2013年12月26日現在)いて、全国各地でおもちゃ病院活動を展開しています。さらに、この協会から独立したおもちゃドクターもたくさんいます。
おもちゃドクターになるには、この協会の「おもちゃドクター養成講座」や、藤井さんが仲間と独自に開催したような養成講座を受けて、おもちゃドクターになります。といっても資格があるわけでもなく、任意です。
おもちゃドクターは、シニアの人たちがセカンドライフとして、子どもたちのために活躍できる活動としては、とても適した社会貢献活動です。おもちゃドクターの志はみなさん同じ。おもちゃの修理を通じて物を大切にする心を育むということです。

シニアボランティアとして活躍する“おもちゃドクター”

おもちゃドクター

昨今のおもちゃは、ICチップで動くものがほとんどですので、さぞかし、理工系の知識が必要なのかと思えば、そうでもないそうです。藤井さんのように、中学校の頃ラジオづくりに夢中になった理工系の人もいれば、白石さんのように文系で、これまではまったく知識のなかった人までさまざまです。割合も半々ぐらいだとおっしゃいます。
白石さんは持参した電子キーボードを開けて、実際に解説してくれました。
「中を開けるとIC回路の基板がありますが、ここが壊れるということはあまりありません。だいたい、途中の線が切れていたり、スピーカーやモーターといった部分的なパーツが壊れていたりすることがほとんどです」

修理をしている間は時間を忘れるほど没頭

修理をしている間は時間を忘れるほど没頭

おもちゃ病院は、決まった場所で定期的に開院する場合もあれば、公民館やデパートといった、親子や子どもが集まる場所に出張して開院することもあります。4,5時間ほどの開院でおもちゃドクターは最低でも5人ほど必要だとか。

対談の中でも藤井さんはおっしゃっていましたが、もっともっと仲間を増やしたいといいます。
「時代やおもちゃは変わっても、子どもが自分のおもちゃに対する思い入れは変わりません。どんなおもちゃでも、自分が大切にしていたおもちゃが壊れれば、やっぱり悲しいものです。おもちゃ病院の存在自体、まだまだ知られていません。病院のことが広まれば、もっとたくさんの子どもたちがおもちゃを持って通院してくるだろうし、そうなるとドクターも足りなくなります。普及活動にも力を入れていきたい」と。

おもちゃの修理をしている間は、時間を忘れて没頭してしまうと、楽しそうに目を輝かせるお二人でした。
今回、この記事を見ておもちゃドクターになってみようかと思う読者もいらっしゃるのではないでしょうか。

(LA No.177)

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