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OB対談 | いきいきセカンドライフ

山に抱かれ、山に学ぶ

山登りは、我らの永遠のライフワーク
鈴木 勝彦さん 詫間 仁さん

夫婦で日本百名山の登頂を達成した鈴木勝彦さん。その記念すべき百座目の白山登山に同行した詫間仁さん。富士山と南アルプスと八ヶ岳を眺め渡す山梨で、定年退職後お二人の交流はさらに深まりました。今、中高年の注目を集める山歩きの楽しみ。山に寄せる想いや思い出とともに、これから山歩きを始めようという人へのアドバイスを語っていただきました。

八ヶ岳をバックにした鈴木さん(左)と詫間さん
八ヶ岳をバックにした鈴木さん(左)と詫間さん

本文

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山に抱かれ、山に学ぶ 本文(PDFファイル 1.2MB)

サイドストーリー

八ヶ岳は顔を出しても甲斐駒ケ岳は隠れたまま

八ヶ岳山麓を歩く二人
八ヶ岳山麓を歩く二人

 お二人は、気心の知れた山仲間として現役時代から数えると20年近くの交流がある。NTT山梨OB会の中に「山歩会(さんぽかい)」というトレッキングサークルを作り、世話役(会長と副会長)の間柄です。「山歩会」はNTT山梨OB会の中では、三本の指に入る人気サークルとか。

NTT山梨OB会「山梨山歩会」の山行
NTT山梨OB会「山梨山歩会」の山行

 お二人の楽しそうな山談義を聞いていると“娘さんよく聞けよ、山男にゃ惚れるなよ”の唄が流行った時代が懐かしく思い出されました。
 対談は雪をいただく八ヶ岳の麓の、とある場所で行われました。
 山は対談開始前には熱い雲に覆われていたが、やがて八ヶ岳の三ツ頭や赤岳の山頂も頭を出してくれる好天に変わりました。が、残念なことにお二人が「この山は見せたい」という甲斐駒ケ岳はとうとう顔を見せてくれませんでした。

南アルプス甲斐駒ヶ岳(鈴木さん撮影)
南アルプス甲斐駒ヶ岳(鈴木さん撮影)

百名山が引き寄せた因縁、奇縁、奇遇

 鈴木さんが100座目登頂を白山にした理由は、白山が「日本百名山」の著者、深田久弥のふるさと加賀の山だったことに因む。百名山踏破を目指して登り始めてから間もなく、彼に敬意を示して「100座目は白山に!」と心に決めていたそうです。
 また、その登山に同行した読売新聞の記者さんとも不思議な因縁がありました。鈴木さんが夫妻で百名山を目指しているころ、山梨支局にいた記者が地方版に記事を書いたことがありました。それを思い出した鈴木さんが百名山達成予定をその記者に連絡しようと新聞社に問い合わせたところ、当時山梨支局にいた記者は富山の高岡支局の部長になっていました。連絡をすると「近いから同行します」となったそうです。こうして夫妻で百名山達成のいきさつは読売新聞の北陸版に載り、やがて全国版「編集手帳」に転載された。鈴木さんは、一躍話題の人になりました。この記念すべき登頂に同伴した一人が、対談の詫間さんでした。
 また、これがきっかけで深田久弥の遺族の方から連絡をいただき、深田久弥氏の墓参りもさせてもらったそうです。

1993年8月1日、百座目の白山山頂にて。鈴木さんご夫妻(中央)と詫間さん(左)、村田さん(右)
1993年8月1日、百座目の白山山頂にて。鈴木さんご夫妻(中央)と詫間さん(左)、村田さん(右)

この山梨の地に生まれたことに感謝している

 詫間さんが所属する「山梨メープルクラブ」は、山好きの人たちが自発的に立ち上げたグループ。詫間さんはその副会長であり、最高齢のリーダーでもある筋金入りの山男です。毎月一回は、リーダーとして山行を計画して参加している。
 その日常生活も“いつまでも山とお付き合いができますように”と、乗り物は極力避けて可能な限り歩き、バランスの取れた体型を保つことを心がけているそうです。
 ボランティアでガイドをしているという西沢渓谷は、詫間さんがお住まいの山梨市にある紅葉と優美な滝で名高い場所。紅葉のピークには観光会社が何台もバスを仕立てて送り込んできます。そうした観光客(ハイカー)を詫間さんたちの仲間が小グループに分けてガイドするのだそうです。「ボランティアガイドにはよく“地域おこしに貢献”などといいますが、私の場合は自分のトレーニングにもなりますので一石二鳥なのです。私は登山によって健康な体と美しい風景に出会う感動をいただいています」
 里山から高山まで、豊かな自然環境に恵まれた山梨に生まれたことに感謝しているという詫間さんです。

詫間さんが参加する西沢渓谷ボランティアガイドグループ
詫間さんが参加する西沢渓谷ボランティアガイドグループ

OBでも、まだまだ“山男は現役”!

 どこにでも危険が隠れている山の厳しさなど、雪山で雪庇(せっぴ)を踏み抜いて滑落したものの九死に一生を得た体険や、同行者の急な体調変化でヘリを呼ぶか呼ばないかの重大な判断を迫られた経験など、お二人の話はつきません。

写真展入選作品と鈴木さん
写真展入選作品と鈴木さん

 毎年9月に行われる全日本山岳写真協会の写真展(東京・池袋芸術劇場)に、毎年入選以上を果たしている鈴木さんは、山梨県山岳連盟が発行している「山岳カレンダー」の編集員でもあり、その夢は“百名山写真展”の開催。4月にはヒマラヤに写真撮影に行く予定を立てているそうです。また詫間さんも、インド北部の山行を予定しているとか。まだまだ“山男現役”のお二人でした。

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(LA No.106)

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