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OB対談 | いきいきセカンドライフ1

バードウォッチングをはじめよう。

「体験的レポート」を信条としている筆者は今回、バードウォッチングに挑戦してみることにしました。どちらからといえば即実践というよりは、形あるいは道具、または理論から入りたいので、日本野鳥の会のウェブサイトにある「バードウォッチングを始めよう」を覗いて見ました。
バードウォッチングの楽しみとはなにか。それは「発見する楽しみ」と「感じる楽しみ」だという。「発見する楽しみ」というのはまさしく鳥を見つける楽しさ。私たちの身近にいる鳥はカラスやスズメばかりではない。田舎育ちなので、トビ、ツバメ、セキレイ、フクロウ、キジくらいは見れば分かる。ウグイスやカッコウの鳴き声だって聞き分けることが出来る。しかし、日本には500数十種の野鳥が生息しており、見たことのない鳥の姿や鳴き声との出会いは、まさに発見の楽しみそのものであろう。図鑑でしか見たことのない野鳥が目の前にいたら・・・先日、対談取材の際に出会ったカワセミは感動的だった。
「感じる楽しみ」とは、季節ごとの自然の営みを感じるとともに、鳥たちの鳴き声や姿や行動で季節の移り変わりを感じ取ること。ツバメがやって来る。ウグイスの鳴き声が変わる。鴨の親子が行列し、モズが高鳴きをする。雁が空にくの字を描き、スズメが体を丸くふくらませる。などなど、観察すればするほど、感じる楽しみは増えていくとのこと。

さて、道具。
「Bird watching」というくらいだから、鳥を見るのが楽しみ。その主旨からすれば、たとえ手ぶらでも森や野山に出かけて鳥と出会い、鳥を感じれば良いのだろうが、やはりハッキリ見たいということで「双眼鏡」や「望遠鏡」は必須ツール。双眼鏡があれば、鳥の姿をハッキリ鮮やかに確認することが出来、楽しみも深まることでしょう。
でもね、ちょっと欲張りなんですよ、わたし。三田さんや阿部さんみたいに、写真を撮ったり音を録ったりもしてみたい。ということで、我が家の家捜しをしました。

まずは双眼鏡。ゴルフコンペの景品で、20年前くらいにもらったものです。9×25と書かれているから、9倍ということでしょうか。競馬場で使おうと思ったけれど、たぶん1度も使ってないですね。

デジタル一眼レフカメラと200mmの望遠ズームレンズ。
出始めのデジタルカメラを量販店のポイント使って購入し、一時は愛車の写真を撮りまくっていました。200mmではちょっと足りない感じもしますが、標準に比べたら圧倒的な武器になりそうです。
録音機は、仕事用のレコーダーがありました。ないよりはましでしょうか。
あと、田舎の物置には300倍の接眼レンズの付いた望遠鏡もありますが、天体用なので像が逆さまで使えません。

さてとある休日の朝、家の近くの玉川上水、井の頭公園界隈にバードウォッチングに出かけてみることにしました。「探鳥会のお知らせ」などを見ると、実施時間が午前8時〜12時というのが多いので、私も一人ではあるけれど「午前8時万助橋集合」というタイムスケジュールで探鳥会を開始することにしました。

まず、最初の30分間はカメラもレコーダーもしまっておいて、ただひたすらウォッチしようと決め7時50分家を出ます。万助橋までは徒歩10分。玄関のドアを開けると同時にスズメの声が聞こえます。沢山の鳥たちと出会えそうな、いい予感がします。横断歩道を渡って歩道を歩いていると、スズメが視界を横切り電線に止まります。おもわずカメラを向けます。シャッター切ります。背中でカラスの声。振り向くと目の前にハシブチガラス。その上を見知らぬ鳥が飛びすぎます。カメラ向けます。シャッター切ります。

万助橋到着8時10分。やれやれ。

玉川上水の万助橋
玉川上水の遊歩道

さあ、ここからが本番です。ひたすらウォッチします。玉川上水脇の遊歩道。深い森の中に入って行きます。しかし、まったく鳥の声が聞こえてきません。遠くから都会の喧噪と、公園の人々の話し声。
井の頭公園内の鳥の保護区『小鳥の森』。ここなら沢山の鳥がいることでしょう。観察用のスポットもあります。鳥の水飲み場が用意されています。

井の頭公園小鳥の森
林の中の水飲み場

ひたすら待ちます。鳥は来ません。英語や日本語や中国語や、様々な話し声が背中を通りすぎます。カラスの声が遠くから聞こえてきます。鳥は飛んできません。
気の長いほうではない私は、森の周辺を歩いてみることにしました。

道の中央に立つ立派な木。こんな木に何羽も鳥が止まってくれたらなあ。観察が楽なのになあ。見上げていても、鳥は枝に止まりません。
冬になれば、鴨やオシドリが泳ぐ玉川上水の水辺にも、鳥の姿はありません。

おっ、聞こえてきました。『ホーホケキョ』ウグイスです。本当に文字通り、ホーホケキョと鳴きます。姿を探しますが、木が茂っていて見つかりません。何度か鳴いたあと、羽音とともの飛び去ってしまいました。

また、鳥の声が聞こえてきました。
『ピーヨピーヨピー ピーヨピーヨピー』。聞いたことのない鳴き声です。
鳥の姿が見えました。
必死でカメラをズームします。
撮れました。

さて、なんて鳥なんでしょうか。もちろん名前はわかりません。
*おわかりの方は是非、投稿広場からお知らせ願います。

それから1時間ほど玉川上水と小鳥の森を行ったり来たりしましたが、『声はすれども姿は見えず』状態で、なんの成果も上げられずに似非バードウォッチングは終了となりました。写真がだめなら音だけでも、というものですが録音するということをすっかり忘れてしまいました。公園の出口に近い桜の木の下で、中年の女性3人が目もくらむような望遠レンズを付けたカメラや高そうな双眼鏡で、鳥を狙っていました。『鳥を撮るならやっぱり明るくて高倍率のレンズが必要だよなあ』と、成果の上がらないのを道具のせいにして寂しく帰路につく筆者でした。

今回の反省

  • 双眼鏡の倍率が高すぎて覗くと気持ち悪くなる。
  • Tシャツではカメラや双眼鏡のストラップで首が擦れて痛い。
  • 虫除け対策をしないと、蚊に刺される。
  • 住宅街でカメラを振り回していると、誤解される可能性がある。
  • バードウォッチングはじめるなら、探鳥会参加が必須。

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