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OB対談 | いきいきセカンドライフ2

新聞リーディングサービスと盲人マラソン同伴
見えない「絆」が見えてくる

〜声でつながる、安心感と信頼感〜
ゆいの会 会長 中谷孝子さん&NTT東日本 東京 沖山健司さん

沖山さんが入社した昭和59年は、電電公社からNTTへと民営移行する前年。この年の11月には世田谷ケーブル火災が発生しています。翌年の昭和60年に「ゆいの会新聞リーディングサービス」がスタート。NTTOGにより、民営化するNTTの社会貢献活動の一環としての花を添えたともいえます。その後、全国各地でスタートしたリーディングサービス(22箇所まで増加)は、中谷さんも触れているように減少。そんな中で、会を継続し、活動を充実させていることは、会長始め会員の皆様の弛まぬ努力の結果でしょう。
民営化の翌年、昭和61年11月には大島の大噴火がありました。島民1万余人が島を脱出し、一ヶ月にわたる避難生活を余儀なくされました。この中には、沖山さんのご両親も含まれています。その沖山さんが、郷里の大島町の「御神火大使(観光大使)」として、島のマラソン大会の運営や観光客の誘致に協力されているのも頷けます。

それぞれの特技を生かした活動ぶりをもう少し紹介します。

本文

冊子本文はPDFにてご提供しております。本ページをご覧いただく前に是非ご一読ください。

新聞リーディングサービスと盲人マラソン同伴 見えない「絆」が見えてくる本文 (PDFファイル 1.1MB)

サイドストーリー

沖山 健司さん

実は、246kmレースで世界第2位になったウルトラマラソンの第一人者

今回、盲人マラソンの伴走者として登場いただいた沖山健司さんは、これまで100回を超える伴走を経験しているそうですが、実は、42.195kmを超える長距離マラソン=ウルトラマラソンの日本を代表するランナーでもあります。
対談の中にも出てきたサロマ湖100kmマラソンのほか、日本各地で開催される100kmあるいは超100kmのウルトラマラソンは十指に余ります。
海外に目を向けると、マラソンの発祥の地であるギリシャにはなんと246kmを走る「スパルタスロン」という世界的に有名なレースがあります。246kmというと箱根駅伝の往復(217.9km)以上を一人で走り抜くことになる距離ですが、沖山さんは1994年に初挑戦してからこれまで7回も挑戦しています。
初挑戦では35時間20分ほどで完走し32位。翌年は29時間25分36秒と大幅に記録を縮めて5位。次の年は残念ながら160km地点で棄権したものの、その翌年(1997年)は25時間55分24秒とさらに記録を伸ばして見事2位に。そのまた次の年も2位になりましたが、1997年が記録・順位ともに沖山さんのキャリアハイとなっています。
ウルトラマラソンには100km(7時間02分45秒)、168km(14時間59分57秒)、251km(22時間50分)という距離が決まったレースのほか、24時間走(254km)、48時間走(407.343km)、6日間走(708km)と一定時間内にどれだけの距離を走れるかを競うものがあります。カッコ内はいずれも沖山さんの自己ベスト記録ですが、1日で250km、2日で400kmを走るまさに超人(ウルトラマン)です。
ウルトラマラソンランナーとして、また伴走者としての活躍ぶりがマスコミにたびたび取り上げられていることから、沖山さんは出身地の伊豆大島の観光大使(「御神火大使」と言うそうです)に任命され、仕事の合間に忙しいスケジュールをこなしています。
「会社が駅伝大会をバックアップしていますし、ボランティア休暇制度は海外の大会のときにはとてもありがたいです。職場の人も気持ちよく送り出してくれますので、いい環境の中にいさせてもらっていると感謝しています。こういう職場環境がなかったらここまで続けられたかどうか・・・。走ることを通して、また、仕事を通して、ボランティア的なことや人をサポートするようなことをこれからもやっていきたいですね。NTTグループには走る人がたくさんいるので、そういう方に伴走の楽しみを実感してもらい、伴走者のネットワークが出来たら最高」と沖山さん。
沖山さんはマラソンの世界だけでなく、北京オリンピックで知り合った盲人サッカーの悩み『大会をやりたくても会場が確保できない』との話を聞くや、地元福生市に掛け合い、盲人サッカー大会の開催を今秋に実現しています。

「伴走」から「共走」へ、そして協力して走る「協走」への夢が実現することを楽しみにしたいと思います。

中谷 孝子さん(談)

現役の女性社員から「私も退職したら参加しようかしら」と思ってもらえる組織に

「ゆいの会」の正式名称は、NTT東京福祉文化事業団「ゆいの会」です。昭和60年(NTT民営化の年)1月から、新聞リーディングサービスを開始しています。昔の人は、「助け合いの心」を「結いの精神」と言いました。そうした温かなふれあいの気持ちを込めてつけられました。目の不自由な方に電話口で新聞(朝日、毎日、読売、産経、日経、東京、スポニチの7誌)を読むサービスが中心ですが、FAXまたは郵送していただいた各種説明書・手紙・お知らせなどの文書もお読みしています。また、依頼のあった文字や単語や熟語・季語などを調べ、その内容もお読みする「辞書引きサービス」も行っています。祝日・新聞休刊日・年末年始を除く月曜日〜金曜日の10時〜16時のボランティアです。会員は50代から80代の方もいらっしゃって現在約60名。ほぼ月に2回参加のシフトです。
「ゆいの会」の活動の主は、目の不自由な方たちへのボランティアですが、設立の目的には、「会員相互の自己研鑽の場を作る」というものがあります。退職してもイキイキと自己研鑽に励むことのできる場所を作って、親睦を図りながら会員一人ひとりがいろいろなことにチャレンジしていける場づくりです。会員は15年以上の方が半数ほどいらして、発足以来という方も多いです。そういったコミュニケーションの場、情報交換の場であるということも、長く会員でいていただける理由だと思います。
今、私たちは新たに「インターネット検索サービス」を実現しようと考えています。その一方で、各地にあったリーディングサービスの会が次第に終了しているのはとても残念ですが、東京は会員をNTTOBで固めていることから、NTTの社会貢献活動の一環としてNTTさんからの支援が得られていることが大きな要因になっていると思っています。
今、会長として私の頭の中にあるのは、私たちの活動を知っていただくためにどう告知したらいいかということ。電気通信共済会の「OBネット」や退職者向けの冊子「ゴールデンループ」などにも紹介していただいていますが、まだまだパワー不足です。せっかくのサービスなので、NTT関係の方を含めて「もっと利用していただきたい!」という熱い思いでいっぱいなのですが、それが歯がゆくてなりません。
いろいろな工夫で私たちの活動を現役の女性社員の方に知ってもらい、「私も退職したら入ってみよう」と思っていただけるようにしたいと念願しています。

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