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OB対談 | いきいきセカンドライフ2

ランの豆知識

ランの種類

私たちのイメージで華やかな花、豪華な花、高級な花といって浮かんでくるのは、もちろん「ラン」ですね。

ランは熱帯を中心に世界中に野生種が分布しています。野生のランは交配されたランと区別するために「原種」とよばれ、原種だけでも世界で3万種以上、日本でも数十種があるといわれています。
人工的な交配によって作られた品種は、10万種以上と言われています。
交配で作り出した新しいランの品種は、英国王立園芸協会のサンダースリストに登録されます。日々交配が進み新たな種が次々に誕生しているのが、ランの世界です。
私たちが普段目にするランのほとんどは交配種です。胡蝶蘭とよばれるファレノプシスをはじめカトレア、シンピジュウム、オンシジュウム、デンドロビュームなど花屋で売られているランは、ほんの一部にすぎません。

ところで、花屋で売られているランのことを「洋ラン」と呼びますね。洋ランの多くは熱帯地方の原種から交配で生まれた園芸品種です。ヨーロッパにおけるランの栽培は18世紀ころはじまり、世界各地から様々な種がヨーロッパに持ち込まれ、競争しあって新しい品種が作られました。
19世紀にはアメリカにも導入され、ハワイが一大産地となった時期もありました。日本には明治時代に持ち込まれ華族や皇族間で広まりますが、温室が高価であり、繁殖も難しかったことから一般庶民まで広がるのには時間がかかりました。

一方、マニアが密かに育成しているイメージなのが「東洋ラン」ですね。東洋ランには中国産と日本産があり「中国春蘭」「日本春蘭」「日本寒蘭」などが一般的です。
今回ご紹介した中嶋さんが楽しんでおられる「中国春蘭」は、栽培の歴史がもっとも古く宋代といわれますから、およそ千年前には観賞用に楽しまれていたことになります。清朝のころからは、野生株から花形のよいものを選別しそれらに命名して栽培し、その優劣を競うことが行われるようになりました。日本へ渡った中国春蘭は日本で一つのジャンルを形成しました。

中嶋さんが咲かせた、見事な中国春蘭

そして、中国春蘭に似た種類を日本国土から探し出して栽培して、「日本春蘭」「日本寒蘭」の分野が確立されました。

日本における東洋ランの歴史は、栽培や鑑賞の歴史だけではなく、「投機対象」として扱われていた時期もありました。一鉢数十万円、数百万円というものまであったようですが、現在では数千円というのも珍しくないようです。

ランの育て方

ランはすぐに枯れる。
高価な洋ランを買ったものの、すぐに枯らしてしまう。そんな方が多いようです。その原因としてもっとも多いのは、水やりです。

私たちは普段、きれいに鉢に植わった洋ランしか見ることがありません。ところがランのほとんどの種類は、着生植物です。

着生植物というのは、土壌に根を下ろさず他の木の上、あるいは岩盤などに根を張って生活する植物のことです。つまり地面に生えているわけではないのです。大地に根を張って水分や養分を吸い上げることができない、厳しい環境に生きているのです。雨が降れば水分が補給できるけれど、降らなければ降るまでひたすら待つしかない。
そんなランに毎日毎日ジャブジャブ水をあげていたら、あっという間に根腐れしてしまいます。砂漠が大好きな植物を水中で育てるようなものです。ランの値段が高ければ高いほど大切に乳母日傘で育てようとするのが親心。しかし、ランはそんな柔な植物ではないのです。

3日や4日はおろか1週間でも2週間でも、水やりしなくても平気です。水をやるタイミングはただ一つ「乾いたらやる」です。鉢の土やコケに指をつっこんで、カサカサ言うくらいの乾き具合の時に水やりすれば、ちょうどいいということです。

ランを育てる環境は概ね、直射日光の当たらない明るい室内、冬は10℃以下にならず、夏は涼しい環境。というものですが、もともと熱帯の植物とはいえ交配で様々な特徴を持つようになっているため、暖かい温室や室内ならなんでもいいというわけにはいかなくなっています。それぞれの品種ごとの育て方を学習して見事な花を咲かせてください。

ランとワシントン条約

ラン科に属するすべての野生のランは、『ワシントン条約』で輸出入が規制されています。そのため、すべての国際商取引のみならず観光旅行などの手土産で持ち帰る際も必ず輸出入の許可が必要になります。
現地の人やネットで気軽に購入したランを持ち込んで、大変なことにならないように十分注意しましょう。

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