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OB対談 | いきいきセカンドライフ2

手づくり古民家には書が似合う

〜山梨県北杜市白洲町 古民家「一弓庵」〜
素人大工 武田一成さん&書道家市川稔(峰雲)さん

古民家「一弓庵」の囲炉裏端では書のパフォーマンスもあり、充実したひと時となりました。ここでは誌面ではお伝えできなかったサイドストーリーをおとどけします。

本文

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本ページをご覧いただく前に是非ご一読ください。

手づくり古民家には書が似合う本文 (PDFファイル 612KB)

サイドストーリー

「書を書くのにも体力が要るんですよ」

市川さんのお住まいは甲府市の南にある中巨摩郡昭和町。武田さんの古民家のある白州町までは車で30分足らず。青少年やシニアを中心とした芸術・文化およびスポーツの振興のための支援事業を行うNPO法人芸術文化振興センターの理事を務め、地域の古文書研究会のメンバーとして参加するなど地域交流も活発に行っています。そんな充実した生活のなか、武田さんの土蔵移築の手伝いをしたり、時には蕎麦の食べ歩きに一緒に信州まで足を伸ばすなど、交流を深めています。

鳳鄙・(ほうしょ)の文字を一気に書き上げる市川さん。

この日、市川さんがパフォーマンスを披露してくれました。タタミ一畳ほどもある紙に向かい、太い筆にたっぷりと墨を含ませ、乾坤一擲!全身を使って一気に書き上げたのは、「鳳鄙・(ほうしょ)」の二文字。伝説の神である鳳(おおとり)が飛び立つという意味だそうです。使った墨も、摺ったあと水で薄めて2ヵ月以上も放置して腐らせた「宿墨(しゅくぼく)」という特別仕立てのもの。乾いたときの文字の滲みに独特の味わいが出るのだそうです。

気を満たしながら、二枚、三枚と全身を使って書き上げる姿には鬼気迫るものがあります。「書を書くのにも体力が要るんですよ」という市川さんの言葉がひしひしと感じられました。

宿墨で書いた鳳鄙・。

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一気に書き上げる様子を、動画でもご覧いただけます

書道展で入賞した市川さんの作品。

古民家から始まった新しい友だちの輪

武田さんの古民家「一弓庵」の囲炉裏端の市川さん(左)と武田さん(右)。

武田さんが古民家に惹かれたのは、大黒柱と梁のどっしりとした存在感が好きだったから。もちろん「一弓庵」にも、年季の入った大黒柱と梁が使われています。今回、囲炉裏端で話すお二人の写真も、二階の梁越しに撮らせていただきました。大きく写っているランプシェードや板の間に置かれている電気スタンドの傘は、どちらも蚕棚で使われていた簀(すのこ)や籠などを再利用して作ったもの。もちろん武田さんの手づくりです。

武田さんの古民家「一弓庵」と自慢の囲炉裏。

冬枯れた木立の影が伸びる「一弓庵」の裏の雑木林。

眼前に広がる八ヶ岳連峰の雄大な景色。

「ここに来て、古民家を作ったことで新しい友達がたくさんできました。その人たちと囲炉裏を囲んで話すのがいちばんの楽しみ。職場のOBの集まりは昔の思い出話ばかりになってしまうけれど、ここでは“これから何をしたいか”って話になる。私も、今作っている蔵が完成したら、次は庭づくりが待っている」という武田さん。その他にも自家製ミソも作り、しいたけ栽培も本格的にやりたいとまだまだやりたいことはたくさん。今、一年のうちのほとんどを白州町で過ごし、東京の自宅に戻るのは病院通いと冠婚葬祭だけという武田さんですが、それでも時間が足りないそうです。

取材を終えて一弓庵を出たとき、沈みかけた夕日を受けて輝くような八ヶ岳連峰が横たわる姿が真正面から飛び込んできました。「この景色はここでしか味わえないですよ」――「一弓庵」には心憎いばかりの借景が配されていました。

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